ナノ=10億分の1メートルの世界

物質をナノメートルの領域、すなわち原子や分子のスケールで自在に制御する技術=ナノテクノロジー。これをサイエンス(科学)からエンジニアリング(工学)に展開するために必要な機械工学の基礎を学ぶのが、ファインメカニクスコースです。科目名で言えば機械設計工学、創成学、電子デバイス、破壊力学、トライボロジー(摩擦・摩耗・潤滑)、微小機械加工学、メカノプティクス(光学と機械工学を融合させた分野)などを学びます。

幅広い分野で応用される技術

本コースでは、ナノレベルの機械・加工技術を活用したデバイスや超精密部品などのものづくり、ナノテクノロジーと一体化した材料の研究と開発、それらを総合したマイクロ・ナノ機械やマイクロ・ナノシステムを創り出し、大きな成果を社会に還元してきました。これらは、自動車などの交通輸送工学、発電機器などのエネルギー工学、医用工学、宇宙工学、微小電気機械工学など幅広い分野の基盤技術として、それらの発展の鍵を握っています。

3 GeV高輝度放射光施設NanoTerasuの活用

ファインメカニクスコースでは、国際放射光イノベーション・スマート研究センター(SRIS)の所属教員が本コースの協力講座の教員を兼ねています。また、その他の教員もNanoTerasuと密接に連携した研究を展開しています。



Lab Viewerファインメカニクスコースの研究室紹介


Graduate School専攻サイト