機械工学をベースに生体・医療を学ぶ

本コースでは、医療や福祉に役立つ工学の基礎を学びます。数学・力学・制御をしっかりと身に付けたうえで、生体の構造と機能を、細胞から臓器システムに渡るマルチスケールで理解し、その機械工学との接点を把握して説明できるようになります。さらに、最新の医工学研究に接する機会も豊富に用意されています(講義としては生体医工学など)。研究を通して、医用材料の開発や加工、医用デバイス・機器の開発、医用シミュレーションなどについて、医療技術の進展と合わせて学ぶことができます。

拡がる機械・医工学の未来

高齢化が加速する日本では、世界に先駆けて効率的な医療システムを創る必要があり、機械工学的なものづくり技術の役割も重大です。例えば健康状態を把握する新しいセンサや遠隔治療技術の開発はもちろん、iPS細胞による再生医療などにも、培養や移植技術に機械工学のアプローチが求められています。本コースでの学修と研究活動を通し、健康で安心な社会の実現に不可欠な、“生体・医療に通じた”科学者あるいは技術者として巣立つことを期待しています。



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